なんでフイルムカメラ使ってるの?
先日友人からついにこの質問をされてしまいました。フイルムカメラどころかフイルムを販売する会社がどんどん撤退して現像、焼き増しという言葉を聞くことも少なくなった最近です。僕の家の近くにあった現像所も昨年潰れてしまいました。
一度は行ってみたかったなぁ。
そんな中でフイルムカメラを使うことにはそれなりの理由があるはず
今までは楽しいから!と適当に言ってていましたが今回は真剣に考えてみます
そして今後この質問をされた時にはこの記事を友人に見せることにします!
「なぜ僕はフイルムカメラを使うのか」
理由1:何が撮れているか分からないのが楽しいから
元々はデジタル一眼レフカメラのオートモードばっかりで写真を撮っていました。
でもそこで撮った写真は何か味気ない。
というかこの写真いつ何処でどんな気持ちで撮ったっけ?となってしまいがちでした。それはデジタルカメラで写真を撮るという行為が僕にとってカメラが
「こんな写真どう?」と提案してくれたものを「うん、いいね」と確認するだけのものだったからだと思います。
一方今使っているフイルムカメラは露出計なんて内蔵していないフルマニュアルの
しかもレンジファインダーカメラです。ファインダーを見てもピントがほんとに合っているのか、ボケ味はどんなものかなんてわかりません。
さらに自分で単体露出計を使ってシャッター速度や絞りを変えなければならない。
でもこの手間が僕には楽しかった。最初は沢山失敗もしました
露出オーバー、ピントずれ、そしてフイルム交換失敗。
でも段々と露出計の数値と自分で想像した数値が合致したりしてある程度の写真が
撮れるようになってくるとそれらの写真に対する愛着はデジタルカメラで撮ったものより上です。あーこの写真はあの時公園で桜の蕾を撮りたかったんだよなー。
空が暗かったからわざとちょっと露出高めにして撮ったんだなーとか。
その割に失敗した写真が上の写真なのが悔しい。
慣れてきたと思ったらあっさり裏切られる。
今日もフイルム巻き戻ししないで裏蓋を開けてしまった・・・。でも楽しい。
良い写真かどうかではなく自分が愛せる写真が撮れる気がします。
理由2:小さくてバッテリーいらず
元々カメラを買った理由は日常を撮るスナップ的なことをしたかったからです。
でもデジタル一眼は僕には重たくて買ったのにほとんど持ち歩かず。
今使っているカメラは常にカバンに入れておいても場所を取らず、
しかも電池を一切使わないのでいつでも写真を撮れる。
忘れっぽくてバッテリーの充電とかし忘れる僕に適しています。
たぶんフイルムカメラであったとしても、AFとかモータードライブとか使って
バッテリーを積んだフイルムカメラは僕には合わないと思います。
あと誤解してほしくないのが意外と古いフイルムカメラって金属質で重たいです。
一回質問されましたが「フイルムカメラって小さいから軽いんでしょ?」というのは
間違いです。
こららのことから僕はフイルムカメラが大好きです。
もちろんデジ一とコンデジも持っているので物撮りとか屋内で写真を撮る時とかはそちらを使います。でも今はデジカメでも積極的にマニュアルモードを使用しています
フイルムカメラのおかげでデジカメの良さや楽しさを再確認できたのでほんとうにフイルムカメラを買ってよかったと思います。
10年くらい前にあった(らしい?)クラシックカメラブームも一段落した今なら安くフイルムカメラが手に入るしフイルムも近所のカメラ屋さんで案外安く手に入るものもあるので是非使ってみてください。そして中古カメラ沼へ入ってきてください。
沼の入り口でお待ちしていますよ!笑